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ここだけのジムニーの話  JB23編

スズキのジムニー  2サイクル2気筒360ccでデビューし550ccへ時代の要求に答え4サイクル化されターボが付いて660ccになり・・・。デビューから30年以上の歴史を持ち、それぞれの時代で愛され続けているクルマです。 実際に街乗りから雪道までこなす誰もが認めるベストカーの一台だと思います。

時代の要求から居住性や安全面などを考慮し1998年10月軽自動車の規格が全面的に見直され車幅が80mm、全長が100mm拡大、軽自動車と言えども1970年代の国民的大衆車カローラやサニー1000並みのサイズとなり、それに伴い生まれたJB23はすべての期待を背負ってデビューしたのですが・・・・ 

たしかに、パワーユニットはJA22Wに搭載されたK6Aを更にチューン、先代でしくじったフロント足回りは大幅に見直され、コイルサスペンションとショックアブソーバーは別々の位置に取り付けたため伸びるようになり、乗り心地も更に良くなりました。

だが大きく変貌したデザインは角張った箇所はなく、もはやジムニーの持つスパルタンンなイメージ゙は 薄れ、大袈裟にいえばジムニーではなくなってしまいました。
当店にお越しになられる女性のお客様の殆どが残念ながらJB23のデザインが嫌いと言われます。

JA11のコーナーでも書きましたが、間違っていたらすみません・・・・日本人それもどちらかと言えば、女性の方は傍目にアンティーク調な物がお好きだと私は思っています。
ジムニーが何故誕生したのか?
そんな大きな話題で盛り上げようとは考えていませんが、角ばったあのデザインと大きさが生まれた理由、都市圏はそうでもなかったのですが、当時はまだアスファルトより未舗装の道路が多く、狭い場所や 山の中、 そう! 四駆のジムニーは道なき道を物資や人を乗せて運ぶ道具でしかありませんでした。

そして現代ではその形がアンティークな物として、特に女性の方にも受け入れられた事は別に悪い事ではありませんし、当然否定もしません。 

でもメーカーはそうはいかないのです。 昨今の車事情はジムニーがデビューした時代よりも、いろんな使い道を求めてきます。
例えば高速道路。 最高時速100KMで巡航出来る事が当たり前としてユーザーは 考えているのでしょうが、はたしてJA11でその要求に答えられると貴方は思いますか?
もしJA11とJB23が並んでる機会に遭遇したならば、まずは車高の優劣を見る前に ホイルベースの長さの違いを確認してみませんか!
ついでに付け加えますと、ホイルベースが長いと高速安定性が良くなります。
さてこの2台どちらのホイルベースがどれだけ長いと思いますか?

燃費居住性良し、そして使い勝手は乗用車並、されど4WDとしてのレベルは国内外最強。 そんな車がそうJB23なのです!

しかしながら贅沢な装備と引き換えに1t近くになったボディ重量はどうしようもなく、排気量は軽自動車660ccだから、当然馬力にも限界がある。

そこでJB23はエンジンの力を無駄なくタイヤに伝えるためにパワーステアリングやラジエターファンもエンジンから 供給される動力を使用せず電気で、 そう! モーターで稼動させ、電気といえばプラグは、コードも用いずダイレクトに伝える方法に変更と、まさに現代テクノロジーを導入した次世代のSUVなのです。

先程の答えにもなりますが、JB23は過去最長のホイルベースにより高速安定性を上げ、その長さが欠点となる最小半径さえもコイルリジットの足回りで補い、増えた重量すら感じ させない走りを生み出します。

デザインがどうのこうの言われる前に、まずはジムニー専門雑誌をお手に取ってご覧になって見ませんか! 雑誌にあるさまざまなデモカーは決してかっこ悪くありませんし、ドレスアップ用のパーツもチューニングやエクステリアにインテリアと、どれをとってもJA11の製品数を上回っています。 それは何故か?
ヒントは、今年は平成何年でしょう、そしてJB23が生まれた年は?
そうです。 JB23は歴代ジムニーの中で販売年数第1位だからです。 

改造パーツ数が多いと、当然価格競合も発生し値段がリーズナブルな商品も出てきます。 ノーマルで乗るのも悪くありませんが、自分だけのオリジナルのクルマを作るのもプラモデル感覚で 非常に面白い素材車の1台である事は間違いありません。

当店は常時JB23を展示しており軽いカスタムはもちろん、クロカンやダート競技仕様からタウンユース まで使える車造りの提案、更には力と燃費も上がるターボチューニングもバッチリです。 まずはお気軽に御相談下さい。
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