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ジムニーのちょっと深いい話
本屋さんで車のコーナーを覗くと、ジムニー専門雑誌って結構色んな出版社から出てますよね
内容はSHOPやパーツの紹介、ユーザーさんの自慢車が載っていたり様々です。
4WDいや車というカテゴリーで、ここまで多種多様、例え生産終了した車種であっても
これ程多くの出版物や全国に点在する専門SHOPさん、そのうえ未だパーツが開発されるっていうのは、
多分イギリスが生んだミニくらいでしょうか(驚!)
1970年SUZUKI(詳しくはフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』にてジムニーで
検索してみてもおもしろいですよ)から今日に至るまで16車種ほど発売されておりますが
何がすごいって、まず現行タイプであってもサスペンションは前後リジットアクスル(板バネ)であり、
昨今の車では当たり前なモノコックボディーを採用せず、頑強なラダーフレーム(梯子状のフレームに
ボディやエンジンなどを固定)を採用しています。
これは日本の乗用車には現在存在していない形。。。 ジムニーだけ!
あの世界のランドクルーザーでさえフロントは街中で走っている普通乗用車と同じ独立懸架を現在では
採用しています。 独立懸架が優れた点と言えば、乗り心地のよさやハンドルの切れる角度などが向上、
なによりスピードが出ている状態での安定感はリジットの比ではありません。
フレームにしても現在のモノコックボディーの剛性はフレームタイプを凌駕しているのは
周知の事実でしょうから、「何も今更この2点にこだわる必要もないのでは?」とお考えの方も当然いらっしゃると思います。
ではジムニーは何故こだわる??
話せば長くなりそうなので直球で言いますと、それは今でもクロカンが普通に出来る事を
真面目に考えているからでしょう!
こういう風に書くと、「じゃあ他のオフロード車はクロカン出来ないの?」と言われそうですが
では、日本メーカーが販売する現行クロカンタイプを想像してみて下さい。
ジムニー以外で山の中をガンガン走れそうなイメージがあるオフロード車って思いつきますか?
SUZUKIは他の自動車メーカーが作らなかったコンパクトなクロカン車をこの世に生み出しただけに
留まらず、時代と共に常に進化させてきましたが、根本的なオフロードとしてのConceptは
崩したくなかったのでしょう。 と私は考えます。
最後の本格的オフロードとまで言われるジムニーも、アフターマーケットがここまで拡大してなかったら
はたしてここまで人気が出ていたかどうか?
インテリアやエクステリアのパーツはもとより、エンジン・ミッション関係のチューニングパーツも
多数排出されて自称オフローダーの方からお洒落な女性まで老若男女を問わず幅広いユーザー層を持ち
実際に存在するのもジムニーならではでしょう。
パーツといえばすぐに足回りを思い浮かべます。 でも、ちょっと前までは2インチ3インチとリフトUP
するパーツがひしめきあっていましたが、ここ数年純粋にスピードに対応できる、車高もほぼ純正と変わらない、
いわゆる硬い系の足回りが出てきました。
その影響からか、それとも日本国内においてクロカン車でのスピード競技が浸透しつつあるのか
わかりませんが、最近では当店も力をそそいでおりますダート競技にもその姿が見受けられ
新しいジムニーのチューニングカテゴリの一つとして根付き始めています。
そういう事情もあってでしょうが有名なジムニーSHOPのオーナー様やプロレーサーの方が参加される
世界的なラリーレイドの世界においてのジムニーの活躍はめざましいものがあります。
この話の続きは今後、不定期になりますがブログに書いていこうと考えています。
2ストロークエンジンを搭載した道なき道を走破する為に生まれてきたタイプの話やら、ジムニーとして
初の4ストロークと後にターボを搭載したJA71系のちょっとディープな話、そのほか普通に通勤用と
して使用する際の注意点や用途に応じたタイヤの選択等のパーツ話、そして当店が4WDの
登竜門としても、お勧めするできる車種等など、読み応えがあるものをたくさん書いて
いく予定ですのでよろしくお願いいたします。
JA11の話はこちら
JA12&22の話はこちら
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